スマートフォンの利用者が増え、プライベートなメッセージのやり取りから、仕事上のデータのやり取りまで、全てスマホを使って行っている現代で、もしもスマホが盗難されてしまったらと考えると恐怖を感じると思います。
スマホに保存している自分のプライベートな情報が、他人に見られているかもしれない。
取引先の連絡先や会社の大事な業務データが漏洩してしまったかもしれない。
データの流出に敏感になっている現代では、スマホの盗難による損害は計り知れません。
自分は盗難なんてされない、と思った方もいるかもしれませんが、警察に落とし物として届けられるスマホ(携帯電話)の数は、年間で10万台以上の届けでがあるそうです。
また、スマホの盗難被害に関する相談も年々増加しています。スマホは高価な電子機器ですから、転売を目的に盗難されるケースもあるようです。
もしもスマホが盗難されたら、保存されたデータが他人に覗かれないようにしたい、他人に操作させたくないと思うはずです。
そこで、スマホの盗難対策として、スマホにインストールしておきたいアプリをご紹介したいと思います。
盗難対策アプリとして利用できるアプリケーションには色んな種類があります。スマホをリモートワイプすることができる強力なアプリから、盗難されたスマホをロックする簡易的なアプリまであります。
ここではいくつかのアプリをご紹介したいと思います。
「盗難警報」は、スマホで特定のアクションを行った際に大音量のアラームを発するアプリです。
盗難警報が反応するアクションはいくつかあります。
これらのアクションがトリガーとなり、大音量のアラームで周囲に異常を知らせてくれます。
スマホを特定の場所から移動させない人、リモートワイプなどの他の機能を必要としていない人にとって便利な盗難対策アプリです。
「Google Apps Device Policy」はGoogleが提供しているサービスです。
「Google Apps Device Policy」は「G Suite」というGoogleが提供するグループウェアで管理することができるアプリケーションです。
会社の従業員が使用しているスマホにGoogle Apps Device Policyをインストールすることで、管理者が端末やデータの管理を一括して行うことができます。
職場でグループウェアを導入しているケースが多くなっていますが、個人でもこちらのサービスを利用することが出来ます。
このアプリは機能はかなり充実していて、アプリをインスールしたスマホをパソコンのブラウザ上で管理したり、データのリモートワイプを実行することができます。
「Lookout」はauのユーザーならスマホにプリインストールされているのでご存知の方も多いと思います。
「Lookout」では、紛失したり盗難に遭ったスマホをブラウザ上で管理することができます。
など
このLookoutでは、無料版と有料版の2種類があり、無料版でデータのダウンロードやウィルスの検出などができますが、リモートワイプなどの一部機能が使えませんので、全ての機能を使用するには有料版を購入する必要があります。
「電話発見」アプリは、紛失・盗難されたスマホの現在地を通知してくれる盗難対策アプリです。
スマホの現在地を通知する機能に特化したアプリで、GPS機能のバッテリー使用量を節約する機能があるので、バッテリー消費の少ない盗難対策アプリと言えます。
スマホの位置情報を通知する機能に特化しているので、現在地を知ることしかできませんが、家族や友人に失くしたスマホの位置情報を共有する機能があり、この機能を使い周りの人がスマホを見つけることもできます。
「AirDroid」はスマホをリモートコントロールすることができるアプリで、遠隔地でスマホに保存されているデータの移動やダウンロード、電話帳から友人や家族へメッセージを送受信することができます。
スマホのリモートコントロールができ、スマホの機能やインストールされているアプリを離れた場所で操作することが出来ます。
スマホが盗難されたら、現在地を調べるため、スマホのGPS情報を見たり、スマホに保存されている電話帳のデータやその他の他人に見られたくないデータを移動したり削除することもできます。
iOS版では、日本語対応されていませんが、アプリ自体は利用が可能です。
盗難対策アプリを使い、盗難されたスマホを探したり、スマホを他人に操作できないようにロックしたりすることができます。
しかし、盗難対策アプリをスマホにインストールしていても、盗難されたスマホが自分の元に戻ってきたり、データを安全に守ることができるとは限りません。
アプリをインストールして盗難に備えることも大切ですが、物理的にスマホが盗難されないように守ることも大切だということも忘れないでください。