現代では、すっかり生活に欠かすことができなくなったスマートフォン。
様々なアプリをインストールすることで、求める機能を追加していくことができるため、十人十色の端末を作ることが可能です。
今回はそのアプリの中でも、いざ災害が起こったときのためにインストールしておきたい「防災アプリ」を紹介したいと思います。
災害に対する備えとしてアプリをインストールする、というのは、いまいちイメージがしづらいかもしれません。
そこで、アプリをご紹介する前に、防災アプリに求められる機能をご紹介したいと思います。
現在販売されているスマートフォンは、ほとんどの機種でGPSが搭載されています。 そのGPS機能を利用し、現在自分がどこにいるのかを表示することができます。
そんな機能は普段から地図アプリとして当たり前に使っている、と思われるかもしれません。
しかし、現在普及している地図アプリは、インターネットに繋がる携帯電話回線が繋がらなくなったとき、地図を表示できなくなるものが多いのです。
そのため、災害で携帯電話の基地局になにかトラブルが起きたとき、地図を使えなくなってしまうことがあります。
それに対して、"防災アプリ"と銘打たれたアプリでは、一度ネットが繋がるときに地図をダウンロードしておけば、いざというとき携帯電話回線が使用できなくなっても地図が確認できるものが多くあります。
ハザードマップ内で現在地を表示出来るアプリもあるため、安全な避難経路の確保に多いに役立ちます。
この機能は、自分自身の位置に加えて、事前に登録していたメンバーの居場所を確認できるというものです。 家族、恋人、友人などと登録をしておけば、現在安全な場所にいるかどうかをチェックすることができます。
災害で一時離れ離れになっても、GPSでの位置情報共有機能を使えば、大事な人との速やかに合流できるでしょう。
近年に起きた大きな地震、台風などの災害において、スマホは有効な情報収集のツールとなりました。
気象災害であれば被災前に接近情報などを確認可能ですし、被災して避難した先での現状確認や、物資の供給状況を調べることもできます。
防災アプリには、災害に特化した情報を集めて配信してくれる機能を持つものがあります。
地震の震度、気象警報、避難指示、避難勧告などの公的な情報はもちろん、天気予報や一般のニュースも確認することが可能です。
防災アプリは、これらの機能やその他便利な機能を備えています。
それぞれのアプリにより搭載されている機能も異なりますので、次の項目で具体例を挙げてご紹介していきます。
Life360は家族みんなで利用できるアプリです。特にお子さんの見守りに特化しています。
まず、基本的にはGPSを使ってメンバーである家族の位置情報が共有できます。
いま家族がどこにいるのかが、家族それぞれにわかるので、災害時に全員が合流するために役に立つでしょう。
離れた場所にいても、アプリを通してメッセージのやり取りができるので無事が確認しやすいはずです。普段もアプリの地図上に自宅や、目的地をあらかじめ登録しておくことができるので、対象者がいつ出発し帰宅したのか、到発着情報をタイムリーに家族に共有できます
また、緊急通知機能もあり、誰かが局所的にトラブルに遭った場合もその現場が家族で共有できます。
【Android】Life360の詳細はこちらからNHK ニュース・防災アプリはNHKの公式アプリです。災害に関する情報をいち早く手に入れたい方にはマストなアプリでしょう。
ニュース速報や避難情報、災害情報が配信されプッシュ通知も設定できます。
マップ上で気象に関わる災害の情報もチェックできます。
ニュースや天気予報は毎日随時配信しているので、災害以外にも普段使いができる汎用性の高い情報アプリです。
【Android】NHK ニュース・防災アプリの詳細はこちらから普段、自宅周辺の避難所なら把握していても、旅行先で災害に遭った時は困ります。
旅行先で大きな災害に遭い、まずどうすれば良いのか判断に迷うときは、このスマ保災害時ナビアプリを開きましょう。
この災害アプリはGPS機能を使って自分がいる現在地の情報を取得し、避難先までルート表示案内してくれます。
地震や大雨、津波などによる大規模な自然災害の時に役に立つ知識やノウハウも載っています。
一部機能は通信状況が悪くても使用できます。
【Android】スマ保災害時ナビの詳細はこちらから東京防災アプリは、ストーリー仕立ての防災教訓ゲームがあるので、大人から子供まで楽しみながら防災知識が得られるアプリです。
オフラインの状態でも防災の知識や、欲しい情報を検索閲覧できる機能もありハンドブックの代わりに活用できます。
なかでもタップするとブザーが作動し、登録した家族などに位置情報がきさいされたメールを配信する緊急ブザー機能は、災害時以外にも、日常で使える防犯機能です。
【Android】東京都防災アプリの詳細はこちらから大阪市防災アプリは大阪市民にピンポイントで一次情報がスピーディに受信できるアプリです。
取得した現在地周辺の避難場所を検索することができます。
また、災害ごとに避難場所を選び、避難計画を作成保存しておける機能があります。
こちらはいざというときに自分が取る行動を任意のメンバーへメールで一斉送信できるので、行き違いがなくせるでしょう。
万が一の時に救援を呼ぶ機能としてホイッスル機能があり、端末がマナーモードであったとしても、関係なく最大音量で音を鳴らすことができます。
【Android】大阪市防災アプリの詳細はこちらから