一人暮らしの女性が簡単に行える防犯対策
一人暮らしをしていると、防犯に関して気を付けておきたいことがいくつかあります。
特に、一人暮らしの女性は、犯罪の標的になりやすいため、事前に防犯対策をしておくことが非常に大切です。
実際に被害に遭ってしまった人の中で、防犯対策を少しでもしていたら防ぐことができたというケースは少なくはないでしょう。
大がかりな対策でなくても、簡単なひと手間や心がけだけでも大きな防犯効果が期待できることもありますので、少しずつでも実行していくとよいでしょう。
今回は、一人暮らしの女性が実行したい防犯対策について分かりやすく解説していきます。
この項目では、女性が１人暮らしをするときに、特に気を付けた方がよいポイントをいくつか紹介していきます。
比較的簡単にできる防犯対策ばかりなので、一人暮らしに少しでも不安がある方は、ぜひこの防犯対策を取り入れてみてください。
郵便物は、犯罪に利用されることが多いポイントです。
なぜなら、郵便物を確認すれば、家主の様々な個人情報が得られるからです。
例えば、宛名には本名が書いてありますし、何かしらの会員通知やクレジットカードの利用明細を確認すれば、どのような生活を送っているのかが分かってしまいます。
他にも、電話番号や勤め先など、ストーカーなどが喜ぶ情報がたくさん詰まっている可能性が高いので、郵便受けは狙われやすいのです。
毎回ロックを解除するのが面倒だからといって、ロックを解除したままにしておく人が多くいますが、それだけの横着で大きな被害に遭ってしまうことがあります。
それを避けるためにも、郵便受けは毎回必ずロックするようにしましょう。
一人暮らしであるということが犯人に狙われやすい原因となっているので、一人暮らしであるという印象を持たせないということも防犯対策として有効です。
男性や同居人がいる場合、犯人にとってリスクが非常に大きくなるので、常に一人暮らしであるかを確認し、警戒している可能性が高いです。
そのため、一人暮らしではないと判断されれば、危害を加えられる可能性を大きく下げることができます。
その方法としては、洗濯物を干すときに男性用の下着を混ぜておいたり、玄関に男性ものの靴を置いておいたりするとよいでしょう。
他にも、表札や郵便受けにフルネームを載せないことで、自分が女性だと分からないようにするなども効果があります。
洗濯物を干しっぱなしにすることも、避けておいた方がよいでしょう。
朝から晩まで干しっぱなしにしていると、家主が不在だと判断されて、侵入されてしまう可能性があります。
また、男性用の下着を混ぜていても、長い期間確認をされていると、次第にバレてしまう可能性が出てきますので、カモフラージュの効果が薄くなってしまいます。
訪問があった際に、不用意にドアを開けてしまったことで、被害に遭うことになったというケースは少なくありません。
ドアチェーンを付けたまま対応をするのは、ちょっと失礼じゃないかと思ってしまうかもしれませんが、ドアチェーンは本来そのためにあるものなのです。
したがって、まだ訪問者が信頼できるのか分からない状態であれば、ドアチェーン越しに対応をするのがよいでしょう。
それでも気まずく思うのであれば、「ドアチェーン越しにすみません」と一言声をかければ十分です。
もしそれに対して不満感を出された場合は、その時点で信用できるような相手ではないのでドアチェーン越しの対応が正解と言えるでしょう。
防犯対策として、用意しておくとよいものはたくさんあります。
自分の身を守ることができるものは、基本的にはあればあるほどよいのですが、防犯グッズだらけになっても生活がしづらくなってしまうので、いくつか準備しやすくて便利なものを紹介していきます。
カーテンは、必須アイテムと言えるほど重要なものです。
少数ながら、カーテンをしない人や、レースカーテンのみを使っている人がいますが、厚い遮光カーテンも揃えておくことをおすすめします。
日中はレースカーテンでもよいのですが、夜間はレースカーテンだと部屋の中が丸見えになってしまいます。
また、引越しをしてしばらくは、忙しいなどでカーテンを付けていないという方もいますが、住み始める前から準備をしておくのがよいでしょう。
カーテンがない、あるいはレースカーテンだけだったという理由だけで、悪意のある人物からターゲットにされてしまうことがあるので、レースカーテンと厚いカーテンを合わせて利用するようにしましょう。
室内灯の中には、タイマーや遠隔で点灯させることができるものがあります。
この機能を使って定期的に点灯させておけば、不在時にも人がいると思わせ、空き巣などが狙う対象から外れることができます。
仮にこの機能がなくても、外出時にも電気をつけたままにしておくことで、ある程度の防犯効果は得られるでしょう。
前述したように、洗濯物や窓付近に男性物の衣類をかけておくことで、防犯対策になります。
一人暮らしでないことや、女性だけで住んでいない可能性があるだけで、警戒されて狙われにくくなるので、非常に便利なアイテムです。
下着などは、100均でも購入することができるので、入手しやすいのもおすすめできる理由として挙げられます。
窓は、空き巣やストーカーが出入りするために使われることがよくあります。
そのため、補助錠をつけておくだけでも、侵入を防いだり、時間をかけさせたりすることができます。
外部から鍵を開けることに慣れている犯人であれば、防犯をしていることにすぐに気づきますので、時間がかかる上、他にも防犯対策をされているかもしれないと思うことから、侵入を諦めさせるには十分な効果が期待できます。
いざという時に、声を上げたことで助かったというケースは、非常に多いです。
しかし、恐怖や混乱によって、上手く声を上げられないという方も少なくはないでしょう。
そういった時のために、防犯ブザーを一つ持っておくだけでも、心強い防犯アイテムになるでしょう。
原則、相手を攻撃するものや刺激を与えるものは避けた方がよいのですが、強硬手段を取らなければならない状況もあるでしょう。
そういった場面での頼みの綱として、催涙スプレーを準備しておくのもよいでしょう。
催涙スプレーを使う場合は、攻撃をするというよりは、逃げるための時間稼ぎをする目的で使うことをおすすめします。
センサーライトも、防犯効果が見込める防犯グッズです。
夜間の犯行が多いのは、密かに行動することができるというのが大きな理由なので、センサーライトで照らして威嚇するだけでも、ここは避けようと思わせることができます。
ネット通販などで、比較的安価で購入することができるため、こちらも一人暮らしの女性におすすめです。
ドアや窓に取り付けて、他者が侵入しようとしたときにアラームを鳴らすことができる防犯グッズです。
安価で気軽に買えるものから高価なものまで、様々な機能をもったアラームが販売されています。
これが付いていても、気にせず侵入を続けるという犯人はほぼ居ないので、一人暮らしの女性には心強い味方となるでしょう。