探偵ができる調査の種類や内容を解説
悩みがあって調査をしたいものの、自分ではできない場合や、誰にも相談できないような内容のとき、頼りになるのが探偵です。
自分で調査をするにはリスクが高いことも多いため、調査や証拠集めのプロである探偵であれば、安心してまかせることができるでしょう。
しかし、探偵が具体的にどのような調査を請け負っているのか、詳しく知っているという方はごく少数でしょう。
この記事では、探偵がどの様な調査を行っているのか、その種類や内容についてわかりやすく解説していきます。
それでは、探偵が引き受けてくれる調査の種類や内容を確認していきましょう。
中には、浮気調査などを専門で行っている探偵もありますので、できれば希望する調査内容に特化した探偵を選ぶとよいでしょう。
また、下記の項目以外にも様々な調査がありますが、柔軟に対応してくれることもありますので、一見難しそうな調査内容でも一度相談してみるとよいでしょう。
日本では、探偵への依頼で最も多いと言えるのが浮気調査です。
浮気の有無を確かめたいということもありますが、基本的には浮気を確信していて、その証拠を掴みたいときに依頼を決断することが多いでしょう。
調査で得た証拠をもとに、裁判で慰謝料を請求したり、離婚を有利に勧められたり、親権を得たりすることができます。
また、相手の素性を知りたいときにも、探偵は協力してくれます。
探偵が浮気調査を行う場合、張り込みや尾行が主な動きとなります。
このとき、調査対象者にバレてしまわないような高度な技術が求められることは当然ですが、それ以上に重要なことは、顔が知られていないということです。
これによって、調査のリスクが大幅に減りますので、証拠を押さえられる可能性も大きく上がります。
証拠さえ押さえておけば、問い詰めるときや裁判をしたいときなど、いずれの場合にも大きな保険となりますので、浮気調査は人気の高い依頼内容となっています。
素行調査とも呼ばれていますが、主に結婚相手や婚約者など、交際している相手の素行を知りたいという場合に調査をします。
具体的には、周囲の人からの評判や関係性、勤め先の情報、学歴、婚姻歴、自宅の場所などを調査することができます。
結婚は、人生を大きく左右するできごとなので、慎重に判断したいという方は多いでしょうから、このような依頼も少なくはありません。
近年では、結婚詐欺の被害も多いため、それを防ぐために行うこともあります。
また、預金残高など個人情報に関わることや、差別を助長することになりかねない依頼については調査することができません。
人探しというと、警察に相談に行く方も多いですが、探偵にも依頼することができます。
事件性があるものであれば、警察に相談した方がよいのですが、そうでない場合は、探偵に依頼した方がよいことも少なくありません。
というのも、警察は、事件性がなければ積極的に捜索をすることができないため、すぐに動き出してくれる探偵に依頼したほうが早く解決することがあるからです。
身内が家出をした場合は、警察と探偵の双方に相談するのが好ましいですが、過去の恩師や友人、縁が遠くなってしまった親戚などの事件性のない捜索であれば、探偵に依頼すると解決が容易でしょう。
ただし、探偵が請け負ってくれるのは、あくまでも依頼人に悪意や違法性がない場合に限ります。
ストーカーされていると感じている場合に、ストーカーの有無や相手の素性を調査することができます。
ストーカーしている証拠がなければ、警察も動いてくれないことが多いので、探偵に証拠を押さえてもらうことで様々な対策ができるようになります。
自分で強引に調査をすると、危険が及んでしまうことがありますので、探偵に頼ってみると力になってくれるでしょう。
いじめや嫌がらせを受けているときに、その事実を明らかにしたり、相手の素性を確かめたりする調査です。
直接的にいじめや嫌がらせをしてくる場合や、無言電話や風評被害など、間接的な場合で調査の方法が変わりますが、探偵が柔軟に証拠集めをしてくれます。
我慢し続けていると、取り返しのつかないことになりかねないので、早期解決のためにも、探偵へ相談してみるとよいでしょう。
探偵は、DV対策も引き受けてくれることがあります。
まずは、DV被害の実態を調査して、DVの証拠を集めます。
証拠を集めることができたら、離婚の交渉や慰謝料を請求するときに有利に進めることができます。
調査方法については、どのようなDVを受けているかによって変わりますので、気になる方は探偵に相談してみるとよいでしょう。
これから雇用しようとしている人や、現在の従業員の横領、解雇した従業員がリストを盗んでいるなど、従業員に関する素行調査をすることもできます。
依頼したい内容によって調査方法も大きく変わりますが、疑いをはっきりさせたい場合や、その様なことが起こらないように未然に防ぐために依頼することがあります。
盗聴器や盗撮カメラが仕掛けられていないか調べる調査も、探偵によく依頼される調査のひとつです。
自宅や社内など、現代ではこのような被害が後を絶たないことから、個人や企業から依頼を受けています。
市販の発見器もありますが、それでは発見できる範囲に限りがあります。
確実に盗聴器などの有無を確かめて、安全に取り外しをしたいという場合は探偵などの専門業者に依頼をすることが望ましいです。
インターネットが当たり前のものとなったいま、インターネットに関するトラブルが相次いで起こっています。
探偵は、現場を駆け回って、足で証拠を集めることが多いですが、インターネットに関するトラブルにも対応しているところもあります。
例えば、出会い系サイトなどからの架空請求や、ショッピングサイトなどでの詐欺、配偶者の浮気、誹謗中傷などが当てはまります。
登録情報の判明や書き込まれた情報の確認、削除要請、対応策など、それぞれの依頼に適した方法で解決へ導いていきます。