スマホのアプリで人探し

行方不明者の捜索や人探しに使える人探しアプリまとめ

家出した家族や連絡が取れなくなった友人を探したい、と考えたとき、ぱっと思い浮かぶのはどのような手段でしょうか?


警察に捜索願を出す、探偵に人探し調査を依頼する、自分で行方不明者のビラ配りをする、などの方法がありますが、これらの方法はなかなか手軽に実行はできません。


もっと身近で手軽な手段としては、手持ちのスマートフォンとアプリを使って人探しをする方法が挙げられます。

家族の家出はさておき、連絡が取れない昔の友人を探したい、などの場合は警察に頼ることはできません。
探偵に調査を依頼することもできますが、これにはコストの問題があります。


その点、スマートフォンのアプリを使った人探しは、手軽に実行できて、コストもかかりません。

このページでは、スマホアプリを使った人探しの方法、どのようなアプリが人探しに使えるのかをまとめてみました。


人探しアプリ

では、人探しアプリにはどんなものがあるのか、早速見ていくことにします。


Twitter

Twitterは、多くの利用者を抱える人気のSNSです。
スマホ用の専用アプリがあり、気軽に登録、閲覧が可能となっています。

昔の連絡が取れなくなった友人、家出した家族を探すアプリとしてTwitterは十分に活用することが可能です。

Twitterの特徴として、

  • 利用者の年齢層は、若年層にもっともボリュームがある
  • ツイート機能(つぶやき投稿)を使った情報の拡散能力が非常に高い

という特徴があります。

「ツイート(つぶやき)」と呼ばれる投稿を行い、自分のフォロワーに情報提供を求めることができます。


その情報をフォロワーが「リツイート」と呼ばれる機能でフォロワーのフォロワーに拡散し、そのまたさらにフォロワーが…といったように、うまくいけばかなり広い範囲に情報が拡散します。

また、Twitter内の検索機能から探している人のプロフィールに関連するキーワードを検索することで、キーワードに合致するユーザーを探すこともできます。
もしかしたら、探し人がTwitterを利用していた、なんてこともあるかもしれません。

Twitterのデメリットとしては、Twitterの利用者は、他のSNSに比べて実名登録している人が非常に少ないことです。
そのため、先述のようにキーワードで検索しても該当するユーザーを見つけることができない可能性も高くなってしまいます。


Facebook

Facebookも多数の利用者がいる人気SNSで、こちらも人探しアプリとして利用できます。

  • Twitterと比較してかなり幅広い年齢層が利用している
  • 規約上実名登録が基本である
  • 写真に「タグ付け」できる

という特徴を持っています。

特徴で述べましたが、Facebookは実名登録を基本としているので、探している人の名前を検索機能を使って探すことができます。
探している人がFacebookに登録してさえいれば、比較的簡単に本人を見つけ出すことができます。

また、Facebookでは、出身校などを登録している人も多く、そのつながりから目当ての人を見つけることもできます。
Facebook上で親交がある友人同士の横のつながりから、昔の友人を探すことも可能です。

さらに、Facebookには「タグ付け」という機能があります。
アップロードした写真に写っている人の名前を表示し、そこからその人物のFacebookページにリンクできる、というものです。


うまく本人のページが見つからなくても、探し人の友人などがアップロードしている写真から、「タグ」をたどることができるかもしれません。

そうして本人のページが見つかれば、家出してしまった家族や、連絡の取れなくなっていた友人に、Facebook上でメッセージを送ることもできます。


mixi

mixiは国産SNSの走りと言われるSNSです。

  • 実名登録は「推奨」
  • コミュニティ機能を持つ

などの特徴を持っています。

mixiにはコミュニティというグループごとにユーザーが交流を行っています。
そのコミュニティの種類は様々で、中には人探し用のコミュニティもあります。

mixiの人探しコミュニティを利用して、探している人の情報提供を募集することができます。

また、mixiのコミュニティには「○○高校△△期生コミュニティ」や「□□市出身コミュニティ」などがあります。

高校の同級生と連絡を取るために、自分が卒業した年のコミュニティに参加したり、OBやOGの集まるコミュニティに参加することで、探し人を見つけたり、本人がいなくとも、現在の状況を知る人と繋がりを持ったりといったことができるかもしれません。


LINE

LINEも人探しアプリとして使うことができます。

  • 電話帳を登録している人であれば、メールアドレスや電話番号で該当するユーザーを検索可能
  • 利用人口が圧倒的に多い

LINEは多くの人が利用しているので、他の人探しアプリよりも家出した人や探している人が登録している可能性は非常に高いです。

ただし、LINEに登録されているメールアドレスや電話番号が新しい物に変更されていた場合、LINEに登録していても検索に出てきません。
メールアドレスに連絡を入れてもなしのつぶてだったが、アドレス自体の変更はされていない、といったときであれば試す価値は十分あります。

COCODAYO

最後にご紹介する「COCODAYO」は、これまでご紹介してきたアプリと少々毛色が異なります。
このアプリは、災害時に互いの居場所をGPSで確認することができる、いわゆる「みまもりアプリ」と呼ばれるものです。

  • GPSで同一グループ参加者のスマホの位置を確認できる
  • 利用者の同一グループ間でチャットが可能

というものです。


このアプリを利用するには、GPSで位置を確認したい相手と同じ「グループ」に所属します。
すると、お互いのスマホの位置が地図上に表示されるようになります。


そのため、このアプリが入ったスマホを持ち歩いている探し人の位置を探すことができます。

デフォルトの設定では災害時のみ位置情報が共有されるようになっていますが、常に居場所を見守るように変更が可能です。
事前にインストールしておかなければ意味がないため、家族の家出を探す用のアプリと言えるでしょう。

人探しアプリを使って人探しするときの注意点

人探しアプリを使えば、簡単に探している人を見つけられるかもしれません。
しかし、その場合注意しなくてはならないこともあります。


特にSNS系アプリに行えることですが、探し人のプロフィールを発信し情報を募る場合、その人のプロフィールを不特定多数の人に見られることになります。
インターネットに公開される情報ですから、善意の協力者も、悪意がある人も区別することはできません。そのため、プライバシーに配慮する必要があります。

例えば、Twitterのツイートで探している人の本名を書き込むと、それを多くの人に知られます。


また、どういった理由でその人を探しているのか、自分とどういった関係性の人間か、と情報を書き込めば書き込むほど、その情報がインターネットに晒されることになります。
たとえ探し人を発見できたとしても、本人が望んでいない個人情報を公開すれば、相手との関係性の悪化する可能性は高いですし、場合によっては訴えられることすら考えられます。

さらに、人探しアプリは緊急性の高い人探しには向きません。
その場合は、警察、探偵、用件によっては弁護士などを頼ることをおすすめします。

人探しアプリを使っての情報収集は、十分な配慮の上で行うとよいでしょう。

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